2020年06月04日
なんでシフト表が必要なのか~労務管理の基本~
From 桜井智
池袋のオフィスより
「メルマガ労務」の櫻井です。
本日のメインテーマは、「シフト表の必要性」です。
新任アシスタントさんと店長さんの会話を交えながら解説していきます。
アシスタント:
シフト表って何ですか?
店長:
毎月翌月の予定をカレンダーに丸付けて提出してるやつだよね。
アシスタント:
あーあれですか。
けど、月末に同じような出勤簿を提出してるんですけど意味あるんですか?
店長:
確かに、来月のみんなの予定を知るためには重要な表だけど、友達の会社では出勤簿しか必要ないみたいなので、2カ月くらいで捨ててしまっているんですけど、法的に必要性はあるんですか?
社労士:
はい、今回はシフト表について解説していきます。
まずは何でシフト表が必要なのか解説していきます。
お友達の会社はおそらく、所定の休日が就業規則で決まっている会社さんではないでしょうか。
例えば、お休みは、土日、祝祭日、年末年始、お盆休みなど、このようにあらかじめ休日が規程されている場合、シフト表は必要なく、出勤簿のみ保管しておけばOKです。
ちなみに、保管期間は前回出勤簿の回で解説しましたが、5年間(現行は3年間)となります。
では、シフト表が必要な会社はどのような会社でしょうか?
就業規則、労働契約書などによって、休日が規定されているかと思います。
その表記が、月7日休みとか、毎週火曜日及び月2日事由に取得可能などと記載されている場合で、その表記のみでは具体的に休日がいつなのか特定できない場合に必要になります。
働く労働者の方にとっては休みの日がいつになるのか、少なくとも2週間前くらいには特定されていた方が予定が立てやすく、休暇を有効に利用できます。
また、一定のリズムでお休みする方が体力的・精神的にも回復が期待できるなどの理由によります。
法的には出勤簿と同じ扱いです。
しっかり保管をしてください。
保管期間は出勤簿と同じ5年間(現行3年)となります。
店長:
そうなんですね。
3ヶ月で捨ててました。
社労士:
今後はしっかり管理してください。
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